※ 写真はイメージです
徳島と聞いて、多くの人がまず思い浮かべるのは阿波おどりだと思います。全国区の看板があるのは、地域にとって間違いなく強みです。ただ、徳島の企業から聞こえてくる悩みは、たいてい別のところにあります。「うちの仕事は、口で説明してもなかなか伝わらない」——これです。
この記事では、徳島の企業がPR動画を作るとしたら何をどう映すのがいいのか、県外のクリエイターに出張で頼むときの進め方、制作の流れと期間、料金の考え方までを、愛媛・今治を拠点に四国全域で活動している立場からお伝えします。
「説明しづらい会社」ほど、動画が効く
徳島には、化学や製薬、LEDをはじめとする電子部品、木材・林業、農産物の加工など、最終製品の"手前"を担う会社が多くあります。世の中に出回っている製品の中身や材料を作っていたり、他社の生産ラインを支えていたり。いわゆるBtoBの仕事です。
この手の会社に共通するのが、「相手が同業でないと価値が伝わらない」というもどかしさです。会社案内に技術の名前を並べても、読んだ人がすごさを判断できない。かといって数字だけ並べても、印象には残らない。
ここに映像が効きます。言葉にすると難しいことでも、見れば伝わるからです。たとえば——
- 手元の作業の細かさ。指先の動きを寄りで撮るだけで、「これは簡単ではない」と伝わります
- 現場の清潔さ。床や工具の並びが映るだけで、管理の質が伝わります
- 設備の規模。人が横に立ったカットを一枚入れるだけで、大きさが伝わります
- 働く人の表情と言葉。誰が作っているのかが分かると、製品の見え方が変わります
展示会や商談での見せ方については、BtoBの技術力を、展示会と商談で使える動画にするでさらにくわしく整理しているので、あわせて読んでみてください。
徳島の企業が、動画を使える場面
作った動画は、置き場所を決めてはじめて働きはじめます。徳島の会社であれば、こんな場面が考えられます。
- 県外・関西圏の取引先へ — 神戸や大阪とのやりとりが多い会社なら、往訪の前に見てもらう一本があると話が早くなります
- 展示会・見本市 — ブースのモニターでループ再生し、通りかかった人の足を止める
- ホームページ・採用ページ — 技術の説明文に映像を添えて、読む負担を減らす
- 移住・拠点開設の発信 — 徳島にオフィスを構えた経緯や、そこで働く空気を伝える
とくに、地方に拠点を置いた会社にとって「なぜここでやっているのか」は、採用にも取引にも効いてくる話です。文章で書くと言い訳がましくなりがちなことも、その場所の風景と働いている人の顔が入るだけで、すっと伝わることがあります。
取引先や導入企業に語ってもらう形も有効です。撮り方と質問例はお客様の声動画の作り方にまとめています。
撮影の前に決めておくこと — 「映していい範囲」の線引き
工場や研究の現場を撮るとき、必ず最初に確認するのが「映してはいけないもの」です。製造ラインの一部、取引先の名前が入った箱、開発中の試作品、掲示板に貼られた予定表。会社にとっては当たり前でも、外から来た撮影者には判断がつきません。
私の進め方はシンプルで、撮影前に現場を一緒に歩き、「ここは撮ってよい/ここは避ける」を先に決めきります。当日はその線引きを守って撮り、編集後の確認でも、気になる箇所があれば別のカットへ差し替えます。ここを曖昧にしたまま撮ると、あとで使えない素材が増えて、結局もう一度撮ることになります。
逆に言えば、この確認さえ済んでいれば、機密のある現場でも動画は作れます。「うちは工場のなかを撮れないから無理だと思っていた」と言われることがありますが、映せる範囲だけで組み立てる方法はいくらでもあります。
県外からの出張撮影は、どう進む?
徳島のご相談をいただいた場合、おおまかにはこう進みます。
- オンラインでヒアリング(数日〜1週間) — 目的、使う場面、見せたい相手を整理します
- 構成と下見の相談(1〜2週間) — 撮るカットと当日の順番、撮影NGの範囲を決めます
- 出張撮影(半日〜1日) — 移動を含めて一日で撮りきる段取りを組みます
- 編集・確認(2〜3週間) — 映像を見ていただき、修正を反映します
- 納品
全体ではおおよそ1〜1.5か月が目安です。展示会など使う日が決まっているときは、そこから逆算してご相談ください。打ち合わせまでに用意しておくと話が早いことは、初めての動画制作、打ち合わせまでに何を準備する?にまとめています。
撮影日は、本編用の素材とあわせて、SNS向けの縦型に使える短いカットも一緒に押さえておくのがおすすめです。同じ一日から複数の形が作れます。縦型の考え方は縦型リール・ショート動画の記事をご覧ください。
料金の考え方と、出張費のこと
料金は、映像の長さ・撮影日数・編集の作り込み・ドローン空撮の有無で変わります。技術系の動画では、図やテロップで補う量によっても編集の手間が変わってきます。
県外の撮影で気になるのは出張の費用だと思いますが、交通費などの実費も含めた形で最初にお見積りをお出しします。あとから積み上がっていくのが、依頼する側にとっていちばん困ることのはずですので、そこは先に見えるようにしておきます。
そのうえで、ご予算は最初に伝えていただくのがいちばん得です。範囲が決まれば、そのなかで何を優先するかを一緒に決められます。料金の目安は料金ページ、考え方は映像制作の料金の相場と考え方、見積書の読み方は見積書の見方にまとめています。
徳島へ、出張撮影で伺います
正直にお伝えすると、徳島県内での企業PR動画の制作実績は、これから積み上げていく段階です。そこを大きく見せるつもりはありません。そのうえで、ものづくりの現場を撮ること自体は、造船とタオルの街・今治を拠点にしている私にとって日常の仕事です。機械の音が大きい現場での録り方も、手元を寄りで見せる撮り方も、そのまま徳島に持っていけます。
「動画を作ると決めたわけではないが、話だけ聞きたい」という段階でも構いません。何を伝えたいのかを聞かせていただければ、どんな形が合いそうかを一緒に考えます。
まとめ
徳島に多いBtoB・技術系の会社は、言葉で説明するほど伝わりにくくなることがあります。映像は、その説明の手前にある「見れば分かる」を届けるための道具です。手元の細かさ、現場の清潔さ、設備の規模、働く人の表情——どれも文章では代わりが利きません。
撮影の前に「映していい範囲」を決めきっておけば、機密のある現場でも動画は作れます。期間の目安は1〜1.5か月、料金は目的とご予算に合わせて組み立てるかたちです。
徳島でPR動画をお考えでしたら、まだ内容が固まっていない段階でも構いません。まずはお問い合わせからお気軽にご相談ください。
よくある質問
Q. 徳島まで出張撮影に来てもらえますか?
はい。愛媛・今治を拠点に、徳島県内をはじめ四国全域への出張撮影に対応しています。機材一式を車に積んで伺います。交通費などの実費は、事前のお見積りに含めた形でご案内します。
Q. 工場のなかに、映せないものがあります。対応できますか?
対応できます。撮影の前に「映してよい範囲」と「映してはいけないもの」を一緒に確認し、当日はその線引きを守って撮影します。編集後の確認でも、気になる箇所があれば別のカットへ差し替えます。