※ 写真はイメージです
金額より先に、見積書の3か所だけ見る
ホームページの見積書を開いたら、合計金額の前に3か所を確かめてください。一式とだけ書かれた行がないか。写真や文章を誰が用意することになっているか。公開したあとの更新が入っているか。
金額は、何が入っているかの結果です。写真を撮るところから頼むのと、手元の写真を渡すのとでは、作り手の作業量がまるで違います。中身のそろっていない見積書を並べても、どちらが高いのかは分かりません。
誰に頼むかの選び方は愛媛でホームページ制作を頼むならに書きました。こちらは、見積書を受け取ったあとの読み方です。
ホームページの見積書は、だいたいこの6項目でできている
書き方は作り手ごとに違っても、中身はたいてい次の6つのどれかに入ります。
企画・ディレクションは、誰に何を伝えるページにするかを整理して、並べる順番を決める作業です。打ち合わせや、進み具合の管理もここに入ります。
デザインでは、色や文字の大きさ、写真の置き方といった、ページの見た目を決めます。
実装は、そのデザインを、スマホやパソコンで実際に動くページに組み立てる工程です。コーディングとも書かれ、問い合わせフォームもここに入ります。
写真・動画・文章の用意は、ページに載せる中身にかかる費用です。この行が見当たらなければ、あなたの側で用意する前提で組まれているのかもしれません。
公開の設定は、ホームページの住所にあたるドメインと、置き場所にあたるサーバーを用意して、世に出す作業です。どちらも公開しているあいだずっと費用がかかるので、制作費とは別の行になっていることがあります。自分の名前で契約して払うのか、まとめて任せるのかは、見積書の段階で確かめておくと安心です。
更新・保守には、公開したあとにお知らせを書き換えたり、データの控えを取ったりすることが含まれます。月ごとの費用として、別に見積もられることもあります。
私がお出しする見積書では、作る中身の項目と、今回の金額に含まれないものを分けて書くようにしています。含まれないのは、ドメインとサーバーそのものにかかる費用と、公開したあとの更新です。撮影が必要になったときも、別の行でお見積りします。
見慣れない名前の項目があれば、この6つのどれに当たるのかを聞けば読めるようになります。
見積書で確かめたい3か所と、そのまま使える聞き方
読んでも分からないところは、作り手に聞いてしまうのがいちばん早く片づきます。
3か所それぞれに、聞き方の例をひとつずつ添えておきます。
① 一式とだけ書かれた行がないか
ホームページ制作一式、と1行だけの見積書は珍しくありませんし、それだけで手抜きとは言えません。ただ、その1行からは、何ページ作るのか、スマホでの見え方まで整えてもらえるのかが読み取れません。
「この一式には、何ページ分が入っていますか。ページの名前も教えてください」
② 写真と文章と動画は、誰が用意するのか
備考の欄に素材支給と書かれていたら、あなたが用意して作り手に渡す、という意味です。なかでも重いのは文章で、書こうとして手が止まると、そのあいだは制作も止まります。私がWeb制作の納期を3〜6週間と幅を持たせてお伝えしているのも、素材の準備状況で日程が変わるからです。
「写真と文章は、こちらで用意する前提ですか。用意しきれないときは、どこまでお願いできて、費用はどう変わりますか」
③ 公開したあとの更新と保守が入っているか
見積書が公開の日で終わっていて、その先が何も書かれていないことがあります。公開後のホームページは、更新が止まる、データの控えが無い、表示の崩れに気づけない、という3つが起きやすいものです。どれも、月に一度だれかが確認していれば、早めに気づける問題です。
「公開後に営業時間を一行だけ直したいときは、誰に頼めばよくて、費用はどうなりますか」
私の場合の扱いはWeb保守プランのページにまとめています。ほかの方が作ったホームページの更新だけ、というご相談も、作りを調べたうえでお引き受けできるかをお返事しています。
追加費用が出やすい4つの場面
見積書の金額は、頼んだ時点の中身に対する金額です。途中で中身が変われば、金額も動きます。
まず、修正のやりとり。回数の上限を決めておき、超えたら追加という見積書もあります。回数より気をつけたいのは、デザインができてから並び順を大きく入れ替えるような直しで、ほとんど組み直しになります。私は修正を回数で数えない代わりに、最初の聞き取りと構成の確認に時間をかけて、大きな手戻りを防いでいます。
次に、ページの追加。途中で採用のページも欲しくなれば、デザインと組み立てがその分だけ増えます。
素材の撮影は、手元の写真では足りないと分かったときに加わります。撮る日の作業と、現地への移動の分です。
最後が公開後の更新で、保守が入っていなければ、文字を一行直すたびに見積もりを取ることになりかねません。
私の場合、これまで追加費用が出たことはありません。
4つとも、頼む前に一言聞いておけば見積書の段階で見えてきます。追加になるときに、作業の前に金額を知らせてもらえるのかどうかも、確かめておきましょう。
頼む中身で変わる、見積書の見どころ
LP1枚だけを頼む場合
ページが1枚でも、一式の中身は確かめてください。スマホでの見え方まで入っているか、問い合わせフォームは付くのか、どのくらいの長さで作るのかを聞きます。なかでも見てほしいのは文章の扱いです。LPは何をどの順番で書くかで反応が変わるので、構成づくりと原稿が見積もりに入っているかを確かめてください。動画も載せたいなら、LP制作を映像クリエイターに頼むと何が変わる?に進め方を書いています。私はLPだけのご依頼も、PR動画とあわせたご依頼もお受けしています。
何ページもあるホームページを頼む場合
ページの数と名前が書かれているかを見ます。お知らせのように、あとから記事を増やしていくページがあるなら、増やせる仕組み(自分でお知らせを追加できる作りかどうか)まで入っているかも確かめます。ページが増えるほど用意する文章も増えるので、原稿を誰がいつまでに書くかも、見積もりの時点で決めておくと進めやすくなります。
公開後は自分で更新したい場合
どのページを自分で書き換えられる作りになるのか。書き換え方の説明は入っているのか。見るのはこの2つです。表示が崩れた、フォームが届かない、というときの連絡先も、見積もりの段階で決めておけば慌てずに済みます。
見積もりについて、よくある誤解
安い見積もりは、手抜きの見積もりではない
金額が低いのは、写真と文章は自分で用意する、ページが少ない、公開後は扱わない、といった前提のせいかもしれません。それで足りる方もいます。困るのは、その前提を知らないまま決めて、あとから一つずつ足していくことです。
見積もりを取ったら、断りにくくなるわけではない
見積もりは頼むかどうかを決めるための材料で、作り手もそのつもりで出しています。見送るときは、今回は別のところにお願いすることにしました、と一言返せば十分です。
項目が細かいほど、親切な見積書とは限らない
行がいくら多くても、素材の担当と公開後の扱いが書かれていなければ、知りたいことは見えません。見るのは行の数より、さっきの3か所が読み取れるかどうかです。
3社の見積書を、同じ表に並べ直して比べる
書き方のばらばらな見積書は、自分で作った表に並べ直すと比べられます。縦に6項目と、ページの数、納期。横に3社の名前。マスには金額ではなく、入っている、別途、書いていない、のどれかを書き込みます。
書いていないマスが、そのまま作り手に聞くことの一覧になります。3社に同じ質問を送れば、返ってきた答えでマスが埋まり、前提がそろいます。合計金額は最後に、表のいちばん下へ書き入れてください。金額が近いときは、自分で用意できる範囲と照らして、無理のない前提の会社を選んでください。
動画の見積書も、同じやり方で比べられます。動画のほうの項目の名前は動画制作の見積書の見方にまとめました。
まとめ
ホームページの見積書は、合計金額より先に、一式の中身、写真や文章の担当、公開後の更新と保守を見ます。分からないところは作り手に聞き、何社かあれば同じ表に並べてから金額を比べてください。
私がよく聞くのは、見積書より手前の声です。どんな感じで作ればいいのか、そもそも分からない。そう言われたときは、見積もりを急がずに、誰に何を伝えたいのかを先に一緒に整理します。作るものが決まらないうちの見積書は、比べようがないからです。
どんなページにしたいかがまだぼんやりしているなら、業種ごとの架空のデモ作例をWeb制作のページに置いています。今治を拠点に、愛媛県内と四国のLP・ホームページ制作をお受けしています。手元の見積書で引っかかっている項目があれば、そこから一緒に見ていきます。
よくある質問
Q. 見積もりだけお願いしても大丈夫ですか?
はい、大丈夫です。ご相談とお見積りは無料でお受けしています。何を載せたいか、どのくらいのページ数になりそうか、写真や文章が手元にあるかをうかがって、内容と規模に合わせた見積もりをお出しします。頼むかどうかは、見積もりを見てから決めていただいてかまいません。
Q. 他社で取った見積書の内容を、一緒に見てもらえますか?
はい、お受けします。お手元の見積書の項目をお知らせいただければ、何が入っていて何が足りないかを一緒に見ていきます。どこが良い悪いを決めるためではなく、書かれている中身を読み解くためのお手伝いです。