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宇和島で企業PR動画を作るなら、1回で撮りきる設計

朝日に照らされた入り江。みかん畑の斜面の向こうに、和瓦の家並みの小さな漁港と養殖の筏が見える

宇和島や南予で動画を作ろうと思ったとき、最初にぶつかるのは中身の話ではなく距離の話だと思います。近くに頼める先が思い当たらない。松山まで出るか、いっそ県外に出すか。どちらにしても、遠いぶん高くつくのではという心配が残るのではないでしょうか。

先に答えをお伝えします。距離のぶんの実費はかかりますが、費用を大きく左右するのは訪問の回数で、そこに効くのは段取りです。何度も通う前提で組めばかさみ、1回の訪問で撮りきる前提で組めば抑えられます。遠いから高い、ではなく、遠いから先に設計する。愛媛・今治を拠点に四国全域で活動している立場から、その組み方を開いてお話しします。

南予から動画制作を頼むとき、最初に出てくる不安

ご相談の入り口で出てくる心配は、だいたい3つです。

  • 交通費がどれだけ乗るのか、見積が出るまで分からない
  • 打ち合わせや撮り直しで、何度も足を運んでもらうことになりそう
  • 遠くから来る人に、この土地の仕事のことが分かるのか

はじめのふたつは、聞き方ひとつで解けます。交通費が金額のどこに入っているのか。打ち合わせはオンラインで済むのか。撮影は何回で終える想定なのか。見積の段階でこれを確かめておけば、不安はかなり小さくなります。

3つめも、頼む前に分かります。どこを見せてほしいか、作業の流れはどうかを先に聞いてくる相手なら、現場を分かろうとしています。

宇和島で撮れるものは、じつは強い

距離の話ばかりしましたが、映像にしたときの強みもあります。都市部は背景が似通いますが、南予は背景だけで土地が伝わります。

海と段畑と港が、そのまま画になる

宇和海は養殖や漁業が盛んな海として知られています。海際まで山が迫り、その斜面に段々畑が広がる。港が暮らしのすぐ隣にある。この並びは、そうある土地ではありません。

効くのは、この背景が説明なしで働くところです。産地の会社ですと名乗る代わりに、海と斜面の入った画を1カット置く。それだけで、ここで作っているのかと受け取ってもらえます。

加工の工程は、説明より映像のほうが早い

水産や柑橘を扱う会社には、手を動かす工程が必ずあります。選別、箱詰め、下ごしらえ。文字にすると、丁寧に仕上げています、で終わってしまう部分です。映像なら、手の動く速さも、道具の使い方も、台や床の清潔さも、そのまま見えます。寄りで10秒撮るだけで、これは簡単ではないと伝わります。建設なら重機と人が並ぶカット、宿なら朝の仕込み。言葉にしにくいものほど、映したほうが早いのです。

今治から宇和島へ、移動を前提にした撮影の組み方

片道の移動時間を、どう費用に織り込むか

今治から宇和島までは、高速道路を使って片道おおよそ2時間前後です。朝に出れば午前のうちから撮り始められますし、日帰りで動ける範囲に入ります。

費用に効くのは移動そのものより、訪問の回数と撮影の日数です。同じ内容でも、2回に分けて伺えば移動が2回分です。だから、まず回数を減らせないかを考えます。下見だけのために伺うのではなく、撮りたい場所の写真を事前に送ってもらい、打ち合わせはオンラインで重ねる。当日の車を1往復に収められれば、距離のぶんは思ったほど膨らみません。

1回の訪問で撮りきる設計にする

1回で撮りきるために、撮影日までにやることは決まっています。

  • 撮るものを全部書き出して、1枚にまとめる
  • 撮影する場所を、当日の移動の順に並べ替える
  • 光の向きが大事なカットを、時間帯で先に固定する
  • 屋外があるなら、予備日といつまでに判断するかを先に決める
  • 撮り足しの枠を、夕方に1時間空けておく

最後のひとつが効きます。遠方では、撮り直しのために日を改めて来ることができません。撤収の前に素材を見返す時間を残しておけば、抜けがあってもその場で撮れます。下見と当日の進め方は愛媛のロケ撮影の準備にくわしく書きました。

採用か営業か観光か、用途から逆算する

何を撮るかは、どこで使うかで変わります。用途を決めずに撮ると、無難なカットばかりが集まり、どこにも刺さらない一本になります。

採用なら、映すのは人です。働く人の顔、現場の空気、入って数年の方が話す短い一言。設備の立派さより、ここでやっていけそうかが伝わるかで決まります。営業や取引先向けなら、映すのは工程と管理です。どこまで手をかけ、どう選別し、どんな設備で作っているか。産地の風景を先に置いたうえで、工程で納得してもらう並びが効きます。

観光や宿泊なら、映すのは過ごす時間です。着いてから朝を迎えるまでの流れ、部屋から見える景色、食事が出てくる瞬間。組み方は愛媛の宿泊・観光の動画に整理しています。

1日で複数の用途をまかなうなら、何本作るかを撮る前に決めておきます。

ドローンを使うかどうかの判断

遠方の撮影では、ドローンを使うかを事前に決めます。当日に思いついても、飛ばせる条件が整っているとは限らないからです。

使う意味が大きいのは、広さや位置関係が伝わりにくいときです。斜面に段々畑が続く様子、海と施設の近さ、敷地の全体像。地上からだと画面に収まりません。逆に、手元の作業や人の言葉が主役なら、無理に飛ばさなくていいと考えています。どんな場面で効くのかはドローンの活用例の記事にまとめました。

制作の流れと、期間の目安

頼んでから納品までは、おおむねこの順です。

  1. オンラインでヒアリング(数日〜1週間)
  2. 構成と当日の段取りを決める(1〜2週間)
  3. 撮影(半日〜1日) — 撮る場所が離れていれば日数が増えます
  4. 編集と確認(2〜3週間)
  5. 納品

全体ではおおよそ1〜1.5か月が目安です。収穫や水揚げの時期に合わせて撮りたいものがあるなら、そこから逆算するので、早めに声をかけてもらえると組みやすくなります。拠点の街の話は今治の企業PR動画にあります。

まとめ

南予から動画を頼むときの壁は距離です。移動のぶんの実費はかかりますが、費用を大きく左右するのは何回通うかです。回数を減らす設計にすれば抑えられますし、海と斜面と港が背景に入るぶん、撮れるもの自体は強い。

用途を採用か営業か観光かで先に決め、1回の訪問で撮りきる段取りを組む。これだけで、遠さは不利になりません。何を、誰に見てほしいのかを聞かせてもらえれば、合いそうな形を一緒に考えます。まずはお気軽にご相談ください。

よくある質問

Q. 宇和島まで来てもらえますか?交通費は別途かかりますか?

伺います。愛媛・今治を拠点に、四国全域を商圏として出張の撮影に対応しています。八幡浜や大洲、愛南からのご相談も同じ考え方で組みます。移動にかかる費用は距離で変わるため一律ではありませんが、交通費などの実費も含めて最初のお見積りにまとめてお出しし、あとから足していくやり方は取りません。

Q. 撮影は何日かかりますか?何度も来てもらう必要がありますか?

撮影は半日から1日が基本です。遠方のご依頼は1回の訪問で撮りきる設計にします。打ち合わせはオンラインで進め、撮るものを決めきってから伺うので、通常は1回で終わります。回数が増えるのは、季節をまたいで撮りたいものがある場合や、撮影場所がいくつもの市町に分かれている場合です。これも相談の段階で決めて、お見積りに反映します。