「SNSは毎日さわっているけれど、動画をプロに頼むのは初めてで、何から考えればいいのか分からない」——カフェや美容室、ジム、飲食店のオーナーさんとお話ししていると、そんな声をよく耳にします。
私は愛媛・今治を拠点に映像制作をしています。地元のお店をまわる中で、「うちみたいな小さな店に、動画なんて大げさじゃない?」と言われることも少なくありません。
結論から言うと、大げさなことは何もありません。この記事では、店舗や飲食店の集客に動画が効く理由と、撮った動画をどこに置けば来店につながるのか、そして費用を抑えた始め方までを、現場目線でお伝えします。
店舗プロモ動画とは——来店前に「店の空気」を見せる映像
店舗プロモ動画とは、お店の雰囲気やメニュー、働く人の様子を短くまとめて、「行ってみたい」という気持ちを後押しする映像のことです。長さは15秒からの短いものが中心で、InstagramやGoogleマップ、ホームページに置いて使います。
いま、お客さんはお店に行く前にスマホで「下見」をしています。「松山 カフェ」「今治 ランチ」と検索して、写真や口コミを見比べてから行き先を決める——思い返せば、私たち自身も普段やっていることですよね。
その下見の場面に短い動画が1本あるだけで、お店の印象はぐっと立体的になります。写真と文字だけでは伝わりにくい「店の空気」を、来店前のお客さんに届けられるのが動画の役割です。
もうひとつ、見落とされがちな効果があります。空気が先に伝わっていると、「思っていたお店とちがった」というすれ違いが減ることです。お店に合うお客さんが、合う気分のときに来てくれる——動画は集客の数だけでなく、来店の質にも効いてくると感じています。
写真では伝わりにくい、動画だから届く3つのもの
では、動画は写真と何がちがうのでしょうか。撮影の現場で「これは動画にしかできない」と感じるものが3つあります。
1. 料理の湯気と、できたての動き
鉄板の上でじゅわっと音を立てる瞬間、コーヒーから立ちのぼる湯気、チーズがとろけて伸びるところ。おいしさの決め手は「動き」の中にあります。写真は一瞬を切り取りますが、動画は「できたて」の時間そのものを見せられます。
2. 店内の光と空気感
窓から入る朝の光、夕方の照明のあたたかさ、席と席のあいだのゆとり。「落ち着けそうなお店かどうか」は、お客さんが来店前にいちばん知りたいことのひとつです。カメラがゆっくり店内を進むだけの数秒でも、その場にいるような感覚を届けられます。
3. スタッフの表情と人柄
「どんな人がやっているお店なんだろう」——初めてのお店に入るときの小さな不安は、働く人の自然な笑顔や手元の所作が映るだけでやわらぎます。美容室やジムのように「人につく」お店ほど、この効果は大きいと現場で感じています。
撮った動画はどこに置く?来店につながる3つの置き場所
動画は撮って終わりではなく、「お客さんが通る場所」に置いてはじめて集客につながります。おすすめの置き場所は3つです。
1. Googleのお店ページ(Googleマップ)
「地名+業種」で検索したお客さんが最初に見るのが、Googleマップのお店情報です。ここに店内や料理の短い動画があると、写真だけのお店との差が出やすくなります。検索から来店までの距離がいちばん近い場所なので、まず置いてほしいところです。
2. Instagram(リール・プロフィール)
縦型の短い動画(リール)は、フォロワー以外の人にも届きやすいのが特徴です。プロフィールに固定しておけば、お店を調べに来た人への「動く看板」にもなります。縦型リールがSNS集客に効く理由は別の記事でくわしく書いていますので、あわせてどうぞ。
3. ホームページ
トップページに動画があると、お店の第一印象がそのまま伝わります。GoogleマップやSNSで興味を持った人が、最後に確認しに来るのがホームページです。ここで「空気」まで見せられると、予約や来店へのあと一押しになります。
同じ1本の動画を3か所で使い回せるので、「1本撮って、3か所で働かせる」というイメージを持ってもらうと無駄がありません。しかも、こうした置き場所の動画は一度置けば消えません。毎日の投稿のように流れていかず、お店の看板と同じように働き続けてくれます。
費用を抑えて始める3つのコツ
「とはいえ、動画は高そう」——そのイメージ、よく分かります。ただ、始め方しだいで負担はかなり抑えられます。
1. 縦型リールから小さく始める
最初からホームページ用の本格的な1本をつくらなくても大丈夫です。15秒ほどの縦型リールなら撮影も編集もコンパクトに収まり、費用も抑えられます。まず1本つくって、お客さんの反応を見てから次を考える——その始め方で十分です。
2. 撮影は1日にまとめる
費用を左右する大きな要素のひとつが撮影日数です。営業前の静かな店内、仕込みの手元、お昼どきのにぎわい——見せたい場面をあらかじめ決めておけば、撮影は1日にまとめられます。段取りは打ち合わせで一緒に考えますので、お店側は「うちのこの場面を見せたい」を思い浮かべておくだけで大丈夫です。営業しながらの撮影が不安な場合は、開店前や定休日に合わせるなど、お店のリズムに寄せて組み立てます。
3. 1回の撮影素材を使い回す
1日撮った素材からは、リール用の短い動画を複数本つくれることが多いです。「1回の撮影で、しばらく先までの投稿素材を確保する」と考えると、1本あたりの負担はぐっと軽くなります。
料金の目安として、私の場合は映像制作(15秒〜)を¥30,000〜でお受けしています。あくまで一例ですが、料金がどう決まるのかは愛媛の動画制作の料金相場の記事にまとめていますので、参考にしてみてください。
まとめ——「店の空気」は動画がいちばん伝えられる
店舗や飲食店の集客に動画が効くのは、料理の湯気、店内の光、スタッフの表情といった「店の空気」を、来店前のお客さんに届けられるからです。そして撮った1本は、Googleマップ・Instagram・ホームページの3か所で長く働いてくれます。
「何を撮ればいいか、まだ決まっていない」という段階でも大丈夫です。「うちの店のこの感じを見せたい」——そんなざっくりしたイメージだけで十分です。今治を拠点に、松山をはじめ愛媛・四国全域へ伺います。まずはお問い合わせからお気軽にご相談ください。
よくある質問
Q. 撮影の費用はどれくらいですか?
映像制作(15秒〜)を¥30,000〜という目安でお受けしています。撮影日数や編集の作り込みによって変わりますので、まずはご予算をお聞かせください。
Q. 今治・松山以外の店舗でも撮影は可能ですか?
はい、今治を拠点に、松山をはじめ愛媛・四国全域へ伺っています。