※ 仮画像です(Codexへ依頼中のイラスト調アイキャッチに差し替え予定)
「今月、結局いくら分の仕事をしたんだろう?」
「あの案件、入金ってもう済んでたっけ?」
映像制作の仕事を続けていると、あるときからこういう「小さなモヤモヤ」が増えてきました。撮って、編集して、納品して——作る仕事は好きなんです。でも、そのまわりの「お金と案件の管理」は、正直まったく得意ではありませんでした。
この記事は、その悩みを解決するために、私が案件・収益管理アプリを自分で作ってしまった話です。「アプリを作る」なんて難しそうに聞こえますが、今はAI(人工知能)の力を借りれば、専門のプログラマーでなくても作れる時代になってきました。そのリアルな体験談です。
なぜ案件管理アプリが必要だったのか
映像の仕事を続けるうちに、少しずつ案件の数が増えてきました。ありがたいことですが、数が増えると「管理」が追いつかなくなってきます。
- どの案件が「見積もり中」で、どれが「制作中」で、どれが「納品済み」なのか
- 請求書はもう送ったか、入金は済んだのか、まだ待っているのか
こういう情報が、頭の中とスマホのメモとメールと……あちこちに散らばっていました。1件や2件なら覚えていられます。でも案件が重なってくると、確認するだけでひと苦労です。
撮影も編集も自分ひとりで担っているので、管理に時間を取られるのは本当にもったいない。作る時間を増やしたいのに、その手前の事務作業で毎回つまずいている——そんな状態でした。
既存のツールを試して、合わなかった理由
もちろん、最初から自分で作ろうとしたわけではありません。まずは世の中の便利なツールをいくつか試しました。
まずはExcel(表計算ソフト)。 案件を一覧にして書き込む方式です。動くには動くのですが、自分ルールの表なので項目が増えてぐちゃぐちゃに。撮影現場でサッと確認したいのに、表が横に広がりすぎてスマホから見づらいのも、地味にストレスでした。
次に会計ソフト。 確定申告などお金の計算にはとても優秀です。ただ、私が欲しかったのは「経理」より手前の、「今どの案件がどの段階にあるか」を仕事の流れに沿って見たいという部分。会計のプロ向けなので私の用途には少し大げさで、逆に使いこなせませんでした。
わかったのは、「どれも悪くないけれど、自分の仕事の流れにピッタリ合うものがなかった」ということ。映像制作には、見積もり→撮影→編集→納品→請求→入金、という独特の流れがあります。それにそのまま乗ってくれるツールが、なかなか見つからなかったのです。
「無ければ作ればいい」——AIを使うという選択
そこで思いついたのが、「自分の仕事にちょうど合うものを、自分で作ってしまおう」という考えでした。
とはいえ私は、本格的にプログラミングを学んだ人間ではありません。もともとはカメラもドローンも触ったことのない人間でした。それでもチャレンジできたのは、AIエージェントという新しい道具のおかげでした。「こういうものを作りたい」と言葉で伝えると、その通りにプログラムを書いてくれるAIのことです。私が使ったのは、対話しながら開発を進められる「Claude Code(クロード・コード)」というツール。相棒に相談する感覚で、少しずつアプリの形にしていきます。
ただ、ここは正直に書いておきます。「言えば魔法のように一瞬で完成した」わけではありません。
「案件を登録できるようにして」とお願いしても、最初は自分のイメージと少し違うものが出てきます。「入金の状態も分かるように」「スマホでも見やすく」——そうやって、実際に使っては直し、を何度も繰り返しました。うまく動かず悩んだ日もあります。
でも、この「試行錯誤」ができること自体が、既製品にはない大きな魅力でした。自分の仕事の流れを一番よく分かっている自分が、納得いくまで手を入れられる。 これは市販のツールでは絶対にできないことです。
実際に使ってみて変わったこと
こうして生まれた自作アプリを毎日使って、いちばん変わったのは「頭の中がスッキリした」ことです。
- 今どの案件がどの段階にあるかが、一覧でパッと分かる
- 請求済み・入金待ち・入金済みの状態が、色分けで一目で分かる
- 今月・今年どれくらい仕事をしたかが、自動で見える
特に大きかったのは、「見える化」でモヤモヤが減ったことです。以前は「なんとなく忙しい」という曖昧な感覚で仕事をしていました。それが今は、数字と状態ではっきり分かる。入金の抜け漏れを心配してソワソワすることも減りました。
大げさに「劇的に効率化した!」とは言いません。でも、管理で気を取られる時間が減った分、本来やりたい「作る仕事」に集中できるようになった——これが、いちばんの変化です。
同じ悩みを持つクリエイターにも使ってもらえるように
自分用に作ったアプリでしたが、使ううちに「困っているのは自分だけじゃないのでは?」と気づきました。
まわりの個人クリエイターと話すと、みんな同じところでつまずいていたのです。案件が増えると管理が追いつかない。入金の確認が面倒。会計ソフトは大げさすぎる。——私が抱えていたのと、まったく同じ悩みでした。
それなら、このアプリを同じ悩みを持つ人にも使ってもらえる形にしよう。そう思って生まれたのが「CreatorLedger(クリエイターレジャー)」——「クリエイターの帳簿」という意味を込めた名前です。
映像に限らず、デザインや写真など——個人で案件を受けて活動している人なら、業種を問わず使えるように作っています。難しい設定は要らず、案件を登録して状態を選ぶだけ。事務作業が苦手な人でも迷わず使えることを、いちばん大事にしました。
NAVY_BLUEが選ばれる理由
NAVY_BLUEは、愛媛・今治を拠点に活動する映像クリエイター/Webデザイナーです。
- 「作る側」の気持ちが分かる — 自分が現場で撮影・編集をしているから、クリエイターが本当に困るポイントが分かる
- 課題を見つけて、形にできる — 「不便だな」で終わらせず、AIも活用しながら実際に動くものまで作り切る
- 地に足のついた提案 — 大げさな謳い文句ではなく、自分で使って本当に良かったものだけをおすすめする
映像制作のご相談でも、この「困りごとを一緒に解決する」姿勢は同じです。「こんなこと相談していいのかな」という段階からでも、お気軽にどうぞ。
まとめ
今回は、案件・収益管理に困った末に、AIの力を借りて自分でアプリを作ってしまった話をお届けしました。
- 既存のツールが、自分の仕事の流れに合わなかった
- AIの力を借りて、試行錯誤しながら自作した
- 「見える化」で作る仕事に集中できるようになった
- 同じ悩みを持つ人のために「CreatorLedger」として整えた
そのCreatorLedgerは今、無料で使えるベータ版を公開中です。まずは気軽に触ってほしいので、7月中は無料でお使いいただけます。8月からは月額980円の有料プランもご用意する予定です(無料プランも引き続きご利用いただけます)。
「案件の管理、そろそろちゃんとしたいな」と感じている個人クリエイターの方は、この機会にのぞいてみてください。そして、愛媛で映像制作やWeb制作のご相談がある事業者の方も、「困りごとを形にする人間」として、お気軽にご連絡ください。