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結婚式ムービーの相場は?式場と外注で変わる金額

窓辺の木のテーブルに、風景写真、白紙のノート、ペン、白いリボン、押し花が並んでいる

式場の打ち合わせから帰って、もらった見積書をもう一度開く。料理も装花も想像の範囲だったのに、映像の行だけ桁が違って見える。挙式の半年から一年前くらいは、ちょうどこの見積書が手元に届く時期です。

先に答えを書きます。結婚式のムービーは、種類にもよりますが、外部の制作者に頼むと2万円から10万円ほど、式場や式場提携の業者に頼むと5万円から20万円ほどで案内されることが多いです。幅が広いのは、種類によって作る量がまるで違うからです。ただ、式場の見積が高いからといって、外に頼めば必ず安くなるとも限りません。持ち込み料という別の費用が乗ることがあります。

愛媛・今治を拠点に、四国全域で映像を作っている立場から書きます。

結婚式ムービーの費用は、3つの要素で決まる

値段を動かしているのは、だいたい次の3つです。

種類は、オープニングとプロフィールとエンドロール

オープニングは入場の直前に流す短い映像、プロフィールはお二人の生い立ちを写真でたどる映像、エンドロールはお開きの前にゲストの名前を流す映像です。尺も作業量も違うので、値段も別物になります。役割とどれから揃えるかは結婚式ムービーは何分?3種類の尺と選び方にまとめています。

撮影が入るかどうか

手元の写真だけで組み立てるのか、当日や前撮りの撮影が入るのか。金額をいちばん大きく動かすのはここです。

納品の時期

当日その場で上映するのか、式のあとに仕上げて受け取るのか。当日仕上げは、朝から撮った映像を披露宴の裏で仕上げる作り方で、編集する人が一日式場に張り付きます。そのぶん費用は上がります。

種類ごとの相場のレンジ

ここから出す金額は、結婚式ムービーの一般的な目安です。写真の枚数、尺、楽曲やナレーションの有無、撮影の有無、地域や式場によって上下しますので、幅のある数字として読んでください。

オープニングムービー

  • 外部の制作業者に頼む場合は2万円から4万円ほど
  • 式場や式場提携の業者に頼む場合は5万円から8万円ほど
  • 自分たちで作る、友人に頼む場合は0円から1万円ほど

プロフィールムービー

  • 外部の制作業者に頼む場合は2万円から5万円ほど
  • 式場や式場提携の業者に頼む場合は6万円から10万円ほど
  • 自分たちで作る、友人に頼む場合は0円から1万円ほど

尺は5分から8分、写真は30枚から60枚が目安です。枚数が多いほど、選ぶ手間も並べる手間も増えます。見積を比べるときは、何枚までが標準なのかを揃えてから並べてみてください。

エンドロールムービー(当日の映像を入れる場合)

  • 外部の制作業者に頼む場合は10万円前後
  • 式場や式場提携の業者に頼む場合は20万円前後
  • 自分たちで作る、友人に頼む場合は1万円から3万円ほど

桁が変わるのは、当日の撮影と編集が丸ごと入るからです。とくに当日その場で上映する撮って出しは、朝の支度から撮り、披露宴が進む裏で仕上げます。私は式のあとに時間をかける後日納品を基本にしていて、撮って出しは承っていません。

式場に頼む場合と、外に頼む場合の金額差はどこから出るか

レンジだけを見ると式場は2倍前後の数字ですが、その差をそのまま浮くお金だと考えると、あとで計算が合わなくなります。

持ち込み料という費用

外で作ったムービーを式場に持ち込むとき、スクリーンの使用料などの名目で1万円から2万円ほどかかることがあります。かからない式場もありますし、金額も式場ごとに違います。大事なのは、いくらかを調べるより先に、そもそも持ち込みができるのかを確かめることです。式場への聞き方は依頼する前に知っておきたい5つのことに書きました。

外注が安く見えても、総額で並ぶことがある

たとえばプロフィールムービーなら、外部に頼んで2万円から5万円ほど、そこに持ち込み料が2万円かかったとして、合計4万円から7万円ほど。式場に頼むと6万円から10万円ほどですから、外部の高めの見積と式場の安めの見積は、6万円から7万円あたりでほぼ並びます。金額以外の差もあります。当日の再生環境やデータ形式の確認は、式場に頼めば中で進みます。外注のほうが必ず安いとは言い切れません。

見積を見るとき、金額のほかに確認しておきたい3つ

合計額を比べる前に、揃えておきたい項目が3つあります。

ひとつめが修正の扱いです。何回まで見てもらえるのか、どこからが追加になるのか。写真の差し替えの扱いも、制作する側によって分かれます。

ふたつめが預けた素材の返却です。アルバムから剥がした写真やスキャンしたデータが、いつどうやって戻るのか。原本を渡すときはとくに、先に決めておくと安心です。

みっつめが納品の形式です。データか円盤か、画面の比率は16対9か4対3か、式場の指定は何か。ここがずれると当日スクリーンに黒い帯が出ます。見積書そのものの読み方は映像制作の見積書の見方にまとめています。

予算を下げたいとき、削っていい所とダメな所

削りやすいのは、まず本数です。3本すべてを揃えなくても披露宴は成立しますし、1本に寄せれば見積は変わります。

次に、楽曲やナレーションの有無。市販の曲は、多くの式場で権利の手続きが必要になり、時間も費用もかかります。権利の処理が済んだ曲を選ぶ方法もあります。楽曲の扱いは納品データと著作権のよくある疑問でも触れています。

エンドロールを当日の撮って出しではなく、前撮りや手元の写真で組む形に変えるのも一手です。当日に人が一日張り付く体制がいらなくなります。

逆に、削ると当日が崩れる項目があります。式場の音響と再生環境の確認、試写の機会、修正の取り決め、預けた素材の扱い。金額の行に出てこないぶん省かれても気づきにくいのですが、当日映らなかった、音が出なかったという失敗は取り返せません。

まとめ

目安は、種類によって、外部で2万円から10万円前後、式場や式場提携で5万円から20万円前後です。外に頼むと持ち込み料が乗ることがあり、その額は式場によって違います。挙式や披露宴の当日を撮影して残すブライダル映像は、ここで比べた3種類とは別の費用になります。

比べるときは、合計額より先に本数と撮影の有無と納品の時期を揃えてください。条件を揃えても差が残るなら、その差には理由があります。どの種類が要るのか、持ち込みができるのか。決まっていない段階のご相談も歓迎です。お見積りはいつでもお出しします。

よくある質問

Q. 式場に頼むのと、外の業者に頼むのとでは何が違いますか?

違いは3つです。ひとつめは持ち込み料で、外に頼むと1万円から2万円ほどかかることがあります。かからない式場も、持ち込み自体を受けていない式場もあるので、まず式場のルールを確認してください。ふたつめは打ち合わせの回数で、式場なら式全体の打ち合わせの中で話が進むぶん少なく済み、外に頼むと制作者とのやりとりが別に立ちます。みっつめは修正のしやすさで、作る人と直接やりとりできるかどうかで変わります。どちらが安いかは式場のルール次第なので、言い切れません。

Q. 写真だけでプロフィールムービーは作れますか?

作れます。もともと写真で組み立てる映像です。尺は5分から8分、写真は30枚から60枚が目安になります。撮影を足すと、お二人の今の姿や声が入り、写真だけのときより会場の空気が動きます。そのぶん撮影日が必要になるので、金額も上がります。写真の選び方や集め方は3種類の違いと選び方の記事に詳しく書いています。